ショニサウルス Shonisaurus

名前の由来

ショショーン山脈のトカゲ

科名

シャスタサウルス科

分類

魚竜目

生息地(発見地)

北アメリカ

時代

約2億2000万年前(三畳紀後期)

全長

約15〜21m

体重

約20~35トン

食性

魚など

解説

ショニサウルスは、三畳紀の後期に生きていた、クジラほどの大きさの巨大な魚竜でした。
魚やイカ、アンモナイトを食べていました。
ショニサウルスは一生を海で過ごしましたが、他の爬虫類と同じように、水の中では呼吸ができず、空気から呼吸をしなければなりませんでした。

胴体部分が丸々として太く、腹部には大きなヒレを持っており、細長い口と大きな目が特徴的です。
ショニサウルスはイクチオサウルスの仲間では最大のものでしたが、体の特徴は原始的でした。
後の時代のイクチオサウルスの方が大きな尾びれをもち、速く泳ぐことができました。

腹部にある4本のヒレは長くほっそりとしており、小さな骨が集まった複雑な骨格をしていました。

尾びれは、延長した背骨の上に肉がついてできていました。
サメの尾びれに似ていますが、ショニサウルスは尾びれが小さく、泳ぐ力は弱かったようです。

背びれに関してはあまり発達していかったようです。

大きな目は骨のリングで守られていました。
狩りのときや、深海の水圧から目を守っていたものだと思われます。

長く細い口は、鳥のくちばしのようでした。
水の抵抗が少なく、獲物を捕まえるのに素早く口を左右に動かすことができました。

大きなショニサウルスのあごには、歯がありませんでした。
小さなものには、あごの前のほうに何本か鋭い歯がありましたが、年をとると歯は失われたようです。

ショニサウルスの化石はアメリカのネバダ州で、1920年代に見つかりました。
37体の骨格が確認され、一番大きなものは15mもありました。
1990年代には、カナダのブリティッシュコロンビア州で、21mの大きさの化石が見つかりました。
これは、魚竜では最大の大きさになります。

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