雑食恐竜はレア?知られざる恐竜の食性

恐竜時代の地球は、多様な雑食動物で満たされた現代の生態系とは異なり、食性が肉食か草食かで明確に分かれていたと考えられています。
しかし、その中で少数ながら存在していたのが雑食恐竜です。
肉食恐竜の代表格であるティラノサウルスと同じ獣脚類の中にも、雑食性の種がいました。
雑食恐竜の代表例
ストルティオミムス
ダチョウのような姿をした恐竜で、胃の内容物から肉と植物の両方を食べていたことがわかっています。
インゲニア
小型の恐竜で、硬い殻を持った種子や昆虫を食べていたと考えられています。
また、恐竜と近縁な古生物の中にも雑食性のものがいました。
コンフキウソルニス
初期型の鳥類で、植物の種や昆虫を食べていたとされています。
ディアトリマ
全長約3mにもなる飛べない巨大な鳥で、顎の形状から肉と植物の両方を食べていたと考えられています。
なぜ雑食恐竜は少なかったのか?
なぜ古代の地球で雑食恐竜はマイナーな存在だったのでしょうか。
その理由はまだ完全には解明されていません。
しかし、研究が進むにつれて、これまで肉食や草食とされてきた恐竜の中にも雑食性のものが発見される可能性はあります。
今後の新しい発見に期待しましょう。