【ジュラ紀とは】恐竜が巨大化した黄金時代!パンゲア分裂や「低酸素」など当時の環境を解説

映画『ジュラシック・パーク』のタイトルでも有名な「ジュラ紀」。
約1億9960万年前から1億4550万年前までの期間を指すこの時代は、三畳紀と白亜紀の間に位置し、恐竜たちが地球の覇者として君臨した「黄金時代」です。
三畳紀末の大絶滅を経て、ライバル(クルロタルシ類など)が姿を消したことで、恐竜たちは爆発的な進化を遂げました。
本記事では、大陸の分裂や意外な低酸素環境、そしてブラキオサウルスなどの巨大恐竜や鳥類の誕生について、ジュラ紀の全貌を解説します。
ジュラ紀の地球環境:大陸分裂と「低酸素」
ジュラ紀の地球は、現在とは全く異なる地図と大気環境を持っていました。
パンゲア大陸の分裂
時代の初めには超大陸「パンゲア」が存在していましたが、ジュラ紀に入ると分裂を開始。
北の「ローラシア大陸」と南の「ゴンドワナ大陸」に分かれ、間に海が生まれました。
この地理的な隔離が、各地の恐竜に独自の進化を促し、多様性を生むきっかけとなりました。
温暖湿潤と森林の拡大
三畳紀の乾燥気候から一転、ジュラ紀は温暖で湿潤な気候となりました。
雨が増えたことで、イチョウやチリマツなどの針葉樹が茂り、地球全体が緑豊かな森で覆われました。
後半には花を咲かせる「被子植物」も出現しています。
意外な「低酸素」環境
豊かな森とは裏腹に、大気中の酸素濃度は意外にも低い状態でした。
現在の酸素濃度が約20%であるのに対し、ジュラ紀の平均は約13%。
これは現代人が平地で高山病になるレベルの低さです。
海洋でも酸素が激減する「海洋無酸素事変」が度々発生し、生命にとって過酷な環境でもありました。
恐竜の進化:なぜ巨大化したのか?
この時代を象徴するのが、恐竜の「巨大化」と「鳥類の誕生」です。
豊富な植物と巨大化
温暖な気候による豊富な植物資源をエネルギー源とし、竜脚形類(ブラキオサウルス、アパトサウルスなど)が登場しました。
彼らは陸上生物の限界に挑むほど巨大化し、それに対抗して肉食恐竜も大型化。
生態系全体がスケールアップしていきました。
鳥類の誕生
ジュラ紀は、空の主役である「鳥類」が誕生した時代でもあります。
獣脚類から始祖鳥などの原始的な鳥類が分化しました。
多くの爬虫類(アエトサウルス類など)が絶滅する淘汰の中で起きたこの進化は、次の白亜紀へ続く多様性の土台となりました。
海・空・哺乳類:恐竜以外の生態系
恐竜以外にも、海や空、水辺で様々な生物が繁栄していました。
哺乳類
単弓類から進化し、卵生から有袋類、そして胎盤を持つ真獣類へと進化。
ビーバーやムササビに似た形態も現れるなど、生態的地位を確立するために試行錯誤していました。
海
三畳紀に衰退したアンモナイトが復活。
首長竜や魚竜が支配し、史上最大の硬骨魚リードシクティスも生息していました。
空
翼竜が繁栄し、後半には鱗翅目(チョウやガ)も出現しました。
水辺
ワニ類が台頭して大型両生類が衰退。
一方で、カエルやイモリにつながる平滑両生類が出現しました。















