ローマレオサウルス Rhomaleosaurus

名前の由来

頑丈なトカゲ

科名

ローマレオサウルス科

分類

海の爬虫類、双弓亜綱、鰭竜類、首長竜目

生息地(発見地)

イギリス、ドイツ

時代

約1億9900万〜1億7500万年前(ジュラ紀前期)

全長

約5〜7m

体重

10トン

食性

肉食

解説

ジュラ紀前期の海は、魚竜の仲間と首長竜の仲間が支配していました。

ローマレオサウルスは首長竜の仲間ですが、首はやや短く、大きな頭と強力なあごをもっていました。

恐ろしいハンターで、他の爬虫類や魚を獲物にしていました。
鋭い嗅覚と視覚で、遠くの獲物も近くの獲物も見つけることができました。
まさに、海のティラノサウルスのような生き物でした。

長く尖った歯は、獲物を捕まえるのに適していましたが、肉を噛み切るのにはむいていませんでした。
どうやら、ローマレオサウルスは獲物を丸呑みにしていたようです。

魚だけでなく、魚竜や他の首長竜も食べていたようで、ローマレオサウルスに噛まれた跡のある首長竜の化石が見つかっています。

鼻の穴は呼吸ではなく、水の臭いを嗅ぐために使っていました。
泳いでいるうちに、口から入った水が鼻の穴を通る間に、水の臭いを感じていました。

ローマレオサウルスは、同じ形をした4つの長いひれを使って泳いでいました。
体は流線形をしていて、速く泳ぐのに適していました。
現在のアザラシのように、海の中を飛ぶように泳いでいたと考えられています。

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