プエルタサウルス Puertasaurus
名前の由来
発見者であるパブロ・プエルタ氏とサンティアゴ・レウイル氏にちなんで命名された
科名
ティタノサウルス科
分類
爬虫綱、竜盤類、竜脚形類
生息地(発見地)
アルゼンチン
時代
約7600万~7000万年前(白亜紀後期)
全長
約27~30m
体重
約50~70トン
食性
植物食










名前の由来
発見者であるパブロ・プエルタ氏とサンティアゴ・レウイル氏にちなんで命名された
科名
ティタノサウルス科
分類
爬虫綱、竜盤類、竜脚形類
生息地(発見地)
アルゼンチン
時代
約7600万~7000万年前(白亜紀後期)
全長
約27~30m
体重
約50~70トン
食性
植物食
解説
プエルタサウルスは、白亜紀後期(約7600万~7000万年前)の南米アルゼンチンに生息していた、ティタノサウルス類に属する巨大な竜脚形類です。
その大きさはアルゼンチノサウルスにも匹敵すると言われ、地球上で最も大きな恐竜の一つとして知られています。
発見と命名、そして史上最大の胴椎
プエルタサウルスの化石は、2001年にアルゼンチンのパタゴニアで発見されました。
その後、2005年に発見者であるパブロ・プエルタ氏とサンティアゴ・レウイル氏にちなんで「プエルタサウルス・レウイリ」として正式に命名されました。
現在までに見つかっている化石は、頸椎(首の骨)と胴椎(背骨)が一つずつ、そして二つの尾椎のみと、全身のわずか1.6%程であり、非常に断片的なものです。
しかし、その断片的な骨の大きさは尋常ではありません。
発見された胴椎は、高さ約1.1m、幅約1.7mにも達し、現在までに命名されている恐竜としては最大のものです。
この巨大な背骨から、研究者たちは35~40mという非常に巨大な体の恐竜であるという推測をなしました。
サイズ論争:下方修正された巨大さ
発見当初、プエルタサウルスは全長35~40m、体重80~100トンに達したと考えられていました。
しかし、近年の研究ではスケールダウンされ、全長27~30m、体重50~70トン程だったとする説が濃厚です。
それでもなお、史上最大の恐竜の一つであることに変わりはありません。
生態と多様性
化石が発見された場所から、プエルタサウルスは森林地帯などで生活していたのではないかと推測されています。
森林地帯などで生活していたのではないかと推測されている
非常に長い首の関節は、近縁種と比べてもかなり柔軟で自由自在に動かすことができたのではないかと言われています。
また、化石が発見されたセロ・フォルタレーサ累層からは、同じく大型のティタノサウルス類であるドレッドノータスも共存していました。
このことは、白亜紀末のアルゼンチンが、いかに大型竜脚形類の多様性に富んでいたかをうかがわせます。