アルバートサウルス Albertosaurus
名前の由来
アルバータ(地名)のトカゲ
科名
ティラノサウルス科
分類
双弓亜綱、竜盤類、獣脚類
生息地(発見地)
アメリカ、カナダ
時代
約7060万〜6600万年前(白亜紀後期)
全長
約9m
体重
約1.3〜2.5トン
食性
肉食
名前の由来
アルバータ(地名)のトカゲ
科名
ティラノサウルス科
分類
双弓亜綱、竜盤類、獣脚類
生息地(発見地)
アメリカ、カナダ
時代
約7060万〜6600万年前(白亜紀後期)
全長
約9m
体重
約1.3〜2.5トン
食性
肉食
解説
アルバートサウルスは、白亜紀後期の北アメリカ、現在のカナダ・アルバータ州に生息していた肉食恐竜です。
その名は発見された地にちなみ、ティラノサウルス科の恐竜で最も化石が見つかっている種の一つです。
姿かたちはティラノサウルスと似ていますが、その生態や歴史には多くの違いがあります。
姿かたちはティラノサウルスと似ている
ティラノサウルスとは異なる身体的特徴
アルバートサウルスは、体長約9m、体重はティラノサウルスの半分以下と、一回り小ぶりで華奢な体つきをしていました。
しかし、この軽さが彼の最大の武器でした。
時速30kmを超える速さで走ることができ、当時の環境で最大級の捕食者として、角竜類やカモノハシ竜などの草食恐竜にとって極めて恐ろしい存在でした。
極めて恐ろしい捕食者だった
その細い体とは裏腹に、噛む力は4トンにも及びました。
アルバートサウルスの歯はティラノサウルスに比べると貧弱でしたが、口の中では常に次の歯が待機しており、獲物が暴れてもすぐに生え替わる構造になっていました。
アルバートサウルスの捕食の様子
力強い後肢とは対照的に、極端に小さな前肢は指が2本しかなく、その用途は未だ解明されていません。
進化の過程における名残であったのではないかとも言われています。
化石が語る社会性と歴史
アルバートサウルスが初めて発見されたのは1884年ですが、学名が記載されたのは21年後の1905年でした。
1910年頃には、26体もの骨がまとまって発見された「ボーンベッド」が見つかり、このことは彼らが群れで生活していた可能性を示唆しています。
この大量の化石は、後にティラノサウルスなどの研究にも使われました。
アルバートサウルスは、ティラノサウルス科の恐竜で最も多くの化石が発見された種の一つとして、古生物学界に貴重な情報をもたらし続けています。