エオカーソル Eocursor

名前の由来

暁のランナー

分類

双弓亜綱、鳥盤類、鳥脚類

生息地(発見地)

南アフリカ共和国

時代

約2億1000万年前(三畳紀後期)

全長

約1m

食性

植物食

解説

エオカーソルは、今からおよそ2億1000万年前、三畳紀後期の南アフリカに生息していた小型の恐竜です。

二足歩行を行うこの恐竜は、初期の原始的な鳥脚類、あるいは鳥脚類全体の祖先に近い重要な存在として知られています。

「暁のランナー」の名の通り!逃げることに特化した俊足

名前の由来と意味

「エオカーソル」という学名には、「暁(あかつき)のランナー」という意味が込められています。
その名の通り、彼らは走ることに特化した高い身体能力を持っていました。

すねの骨が長い=高速走行の証

発見された化石の特徴として、すねの骨が大腿骨(太ももの骨)よりも長いことが挙げられます。
生物学的に見て、こうした脚の構造は高速での走行に適していることを示しています。

当時、エオカーソルにとって肉食動物などの捕食者から身を守るための最良の防御方法は、戦うことではありませんでした。
その長い脚を活かし、高速で走って逃げることこそが、彼らの生存戦略だったと考えられています。

イグアナのような歯と植物食の生態

葉っぱのような形の歯

口の中には「葉」のような形状をした歯が並んでいました。
この歯は、現在のグリーンイグアナの歯によく似ており、植物を効率よく食べることに適応していたことを物語っています。

2億年以上前の大地を、イグアナのような歯を持ち、風のように駆け抜けていた小さな植物食恐竜。
それがエオカーソルの実像です。

鳥脚類のルーツ?重要な分類上の位置

分類に関しては、真の鳥脚類ではないという説もありますが、初期の恐竜として鳥脚類の進化のルーツに近い位置にいたことは間違いなさそうです。
エオカーソルは、後の時代に繁栄する鳥脚類(イグアノドンやハドロサウルスなど)の起源を知る上で、非常に重要な存在として位置づけられています。

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