ガリミムス Gallimimus

名前の由来

ガチョウもどき

科名

オルニトミムス科

分類

双弓亜綱、竜盤類、獣脚類

生息地(発見地)

モンゴル

時代

約7000万年前(白亜紀後期)

全長

約5m

体重

約440kg

食性

雑食

解説

ガリミムスは最大のダチョウ恐竜で、立ったときの頭の高さは2m以上にも達しました。

また、最速の恐竜のひとつでもあり、ティラノサウルス類から走って逃げのびることができました。

ティラノサウルス類から走って逃げのびることができた

ティラノサウルス類から走って逃げのびることができた

その眼は体のわりに大きく、夜間に哺乳類を狩っていた可能性もあります。
眼はどちらかといえば横向きだったため、広い範囲を見渡せましたが、物を立体的に見ることは苦手でした。

ガリミムスのクチバシには歯が無く、おそらく、植物も動物も食べたと考えられています。
クチバシは細くて鋭く、昆虫や他の小動物を捕らえるのにも、他の恐竜の卵をつついて割り、 中身を飲み干すのにも都合がよい形状でした。

クチバシには歯が無く、おそらく、植物も動物も食べていた。

クチバシには歯が無く、おそらく、植物も動物も食べていた。

腕は長く、地面に生えた植物や、哺乳類、トカゲ、その他の小さな獲物を容易につかみ取ることができました。

早く走る恐竜

ガリミムスの最高時速は48kmに達したと考えられ、重々しく進むティラノサウルス類には捕まえるすべがなかったと考えられています。
ガリミムスは急な方向転換やジグザグ走行も身軽に行い、敵から身をかわすことができました。

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