【白亜紀とは】恐竜時代の「最高潮」と「終焉」!ティラノサウルスの登場や環境変化を徹底解説

地球の歴史の中で、恐竜たちが最も輝き、そして永遠の眠りについた時代。
それが「白亜紀」です。
中生代の最後を飾るこの時代は、約1億4550万年前から6550万年前までの約8000万年間にわたって続きました。
これは現代に続く「新生代」よりも長く、三畳紀・ジュラ紀を含めても最長の期間です。
本記事では、ティラノサウルスなどのスーパースターが登場した「恐竜の黄金期」の環境や、花々の誕生、そして謎多き絶滅の原因まで、白亜紀の全貌を解説します。
変わりゆく地球:分裂する大陸と温暖な気候
長い白亜紀の間に、地球環境は劇的に変化し、現在の姿に近づいていきました。
大陸の分裂と「現代」の形成
ジュラ紀の超大陸(ローラシア・ゴンドワナ)の分裂が加速し、ヨーロッパ、アジア、北米、アフリカなどが海で隔てられました。
この「地理的隔離」によって各地域で独自の生物進化が進み、恐竜たちの多様性が爆発的に高まりました。
氷のない世界と海面上昇
白亜紀は極めて温暖でした。
極地にも氷河はなく、熱帯植物が茂っていたほどです。
氷が存在しないため海水面は現在より120mも高く、低い陸地は海に沈み、広大な浅海が広がっていました。
一方で、火山活動による二酸化炭素の放出は「海洋無酸素事変」を引き起こし、海の生物にダメージを与えることもありました。
恐竜時代のクライマックス:スター恐竜の競演
温暖な気候と豊かな植物を背景に、恐竜たちは進化の頂点を極めました。
スーパースターの登場
特に白亜紀後期(マーストリヒチアン期)には、北半球にティラノサウルスやトリケラトプスが登場し、恐竜時代の全盛期を築きました。

ティラノサウルス

トリケラトプス
一方で、ジュラ紀にいたステゴサウルス類は姿を消し、竜脚形類も一部を除いて衰退するなど、主役の交代劇も起こっていました。

ステゴサウルス
空と海の支配者
空
翼竜が巨大化し、ケツァルコアトルスなどが支配しましたが、小型の領域には鳥類が進出し始めました。

ケツァルコアトルス
海
魚竜が絶滅し、首長竜も衰退。
代わって巨大海トカゲのモササウルス類が新たな支配者として君臨しました。

モササウルス
花咲く大地と哺乳類の胎動
白亜紀は、植物の世界に革命が起きた時代でもあります。
花と虫の共進化
シダや裸子植物に代わり、花を咲かせる「被子植物」が爆発的に普及しました。
マメ科やラン科など現在の主要な植物が誕生し、ハチやチョウなどの昆虫も多様化。
世界は色とりどりの花で溢れました。
哺乳類の進化
次の時代の覇者となる哺乳類(真獣類や後獣類)も出現していました。
まだ小型でしたが、昆虫食だけでなく植物食や肉食へも適応し、生態的な多様化が進んでいました。
突然の終焉:巨大隕石とK-Pg境界
約8000万年続いた繁栄は、約6550万年前に突如として終わります。
「K-Pg境界」と呼ばれる大量絶滅です。
巨大隕石の衝突
決定的な要因は巨大隕石の衝突とされています。

巨大隕石の衝突
巻き上げられた粉塵による「衝突の冬」や酸性雨により、環境は激変しました。
生き残った者たち
鳥類を除く恐竜、翼竜、首長竜、モササウルス類、アンモナイトなどが絶滅しました。
一方で、淡水にいたワニ、小型のトカゲ、そして小型の哺乳類や鳥類の一部は過酷な環境を耐え抜きました。
彼らが次の「新生代」で爆発的に繁栄し、現代の生態系へとつながっていくのです。















