アルワルケリア Alwalkeria

名前の由来

エリック・ウォーカー(人名)のもの

分類

双弓亜綱、竜盤類、獣脚類

生息地(発見地)

インド

時代

三畳紀後期

全長

約1m

体重

約2kg

食性

肉食または雑食

解説

アルワルケリアは、三畳紀後期のインドに生息していた小型恐竜です。
その化石は1974年に発見され、1987年に初めて名前が発表されました。
その生態には多くの謎が残されています。

異質な歯を持つ雑食恐竜

アルワルケリアの最大の特徴は、その「異歯性」です。
これは、多くの恐竜が同じ形の歯を持つ中で、アルワルケリアは植物を食べるための真っ直ぐな歯と、肉を切り裂くための湾曲した歯の両方を持っていたことを意味します。
このことから、彼は動物も植物も食べる雑食性だったと考えられています。

わずかな化石と今後の可能性

現在までに発見されているアルワルケリアの化石は、上顎と下顎の先端部、28個の椎骨、大腿骨、距骨など、非常に断片的なものしかありません。
そのため、その全体像や生態には多くの謎が残されています。

保存状態の良い頭骨は幼体のものと考えられており、もしこれが成体だったとすると、その身長は人の膝くらいしかなかったことになります。
また、化石の少なさから、その実在が疑われたり、エオラプトルと同種ではないかといった議論も存在します。

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