トリニサウラ Trinisaura

名前の由来

トリニ(人名)のトカゲ

分類

鳥盤類、鳥脚類

生息地(発見地)

南極

時代

白亜紀後期

全長

約2m

食性

植物食

解説

中生代白亜紀後期の南極に生息していた小型の植物食恐竜「トリニサウラ」。
2013年に南極のジェイムス・ロス島で化石が発見・報告され、新種の鳥脚類として分類されました。

極寒の地となる前の太古の南極で、彼らがどのように適応し繁栄していたのか。
トリニサウラの基本的な特徴や、古生物学における発見の歴史的意義について解説します。

トリニサウラの主な身体的特徴

トリニサウラは、イグアノドンヒプシロフォドンなどと同じ「鳥脚類」のグループに属する恐竜です。
化石の研究から、以下のような特徴を持っていたことが分かっています。

軽快な2足歩行

全長は約2mほどと小柄な体格をしており、2本脚で軽快に歩行する機動力を持っていました。

草木を食べる植物食恐竜

鋭い牙を持つ肉食恐竜とは異なり、周囲に生い茂る草木を食べる穏やかな植物食恐竜でした。

古生物学における「発見の歴史的意義」

2013年のトリニサウラの発見は、単なる新種の特定にとどまらず、古生物学において非常に重要な意味を持っています。
その理由は以下の2点です。

① 南極で初めて発見された鳥脚類

トリニサウラは、南極大陸で初めて化石が発見された鳥脚類です。
この発見により、白亜紀後期当時、鳥脚類の恐竜たちが地球上の「ほとんどの大陸にまで広く分布していた」という事実が明確に証明されました。

② 極地環境における適応の証明

現在の南極は厚い氷に覆われていますが、当時は恐竜が生息できる環境でした。
トリニサウラの化石は、極寒の地となる前の南極大陸において、小型の植物食恐竜がどのように環境に適応し、繁栄していたのかを教えてくれる極めて貴重な手がかりとなっています。

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