アンタークトペルタ Antarctopelta

名前の由来

南極の盾

科名

ノドサウルス科

分類

双弓亜綱、鳥盤類、装盾類

生息地(発見地)

南極大陸

時代

白亜紀後期

全長

約4m

体重

約1.2トン

食性

植物食

解説

アンタークトペルタは、白亜紀後期に南極大陸に生息していた鎧竜の一種です。
当時の南極は温暖で、草木が生い茂る環境だったため、この場所で彼らは繁栄することができました。

盾とトゲを持つ独特な姿

アンタークトペルタは、盾のような骨質の板と多くの太いトゲで体を覆った、重厚な鎧竜でした。
その姿は初期のアンキロサウルス類に似ていますが、実際に生きていた時代ははるかに後でした。
これは、他のアンキロサウルス類が生息する大陸から早い段階で隔離され、南極大陸という特殊な環境で独自の進化を遂げた結果だと考えられています。

未だ多くの謎に包まれた恐竜

現在、アンタークトペルタの化石は、椎骨や下顎、わずかな歯など、非常に断片的なものしか発見されていません。
そのため、その全体像や生態には多くの謎が残されています。
特に、アンキロサウルスのような尾の先にハンマー状の骨の塊があったかどうかは、まだわかっていません。

アンタークトペルタは、南極という特殊な環境で独自の進化を遂げた、非常に興味深い恐竜です。
今後の研究によって、この謎に満ちた鎧竜の全貌が明らかになることが期待されています。

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