史上最大の恐竜は?アルゼンチノサウルスなど巨大恐竜の謎に迫る

太古の地球に生きた恐竜たちは、その巨大な体で私たちを魅了します。
では、史上最大の恐竜は一体誰だったのでしょうか?
また、最も小さな恐竜は?
化石のデータから読み解く、驚くべき恐竜のサイズについてご紹介します。
陸上最大の恐竜は「アルゼンチノサウルス」
恐竜の中で最も巨大なグループは、四足歩行の草食恐竜である竜脚形類です。
彼らの中でも、現在「史上最大の恐竜」とされているのがアルゼンチノサウルスです。
- 全長:30m以上
- 推定体重:100トン(アフリカゾウ約17頭分に相当)
アルゼンチノサウルスは、その圧倒的なスケールで知られていますが、恐竜は死ぬまで成長し続けたと言われています。
そのため、今後さらに大きな個体が発見される可能性も十分にあります。
アルゼンチノサウルス以外にも、全長33mと推定され、全身骨格がほぼ揃っているフタロンコサウルスなど、巨大な竜脚形類は数多く存在します。
最大の肉食恐竜は誰だ?
肉食恐竜の中にも、史上最大級の体を持つ種がいます。
特に以下の3種は、その巨大さから「最大の肉食恐竜」の候補として常に議論されています。
スピノサウルス
全長18mに達したという説もあり、史上最大の肉食恐竜であった可能性が最も高いとされています。
ギガノトサウルス
全長13m以上とされ、ティラノサウルスを上回る大きさであったという説が有力です。
ティラノサウルス
全長12m以上。サイズだけ見ればギガノトサウルスに譲るかもしれませんが、その人気と知名度は不動のものです。
最小の恐竜も見てみよう
巨大な恐竜がいる一方で、非常に小さな恐竜も存在しました。
最小の恐竜
全長わずか50cmの草食恐竜ミクロラプトル。
最小の肉食恐竜
全長1〜1.5mのコンプソグナトゥス。
恐竜の世界には、巨大な王者から手のひらサイズの小さな種まで、驚くほど多様なサイズが存在していたのです。