ミクロケラトゥス Microceratus
名前の由来
小さな角を持ったもの
科名
プロトケラトプス科
分類
双弓亜綱、鳥盤類、周飾頭類
生息地(発見地)
モンゴル、中国
時代
約6600万年前(白亜紀後期)
全長
約2m
体重
約6kg
食性
植物食
Jurassic
Park / World シリーズ登場恐竜
ジュラシック・ワールド における活躍
パークで飼育されている恐竜として設定のみで登場し、生体としての出演はありませんでした。
公式にはCGアートとコンセプトアートが残されており、それらの資料によれば、劇中で子供のトリケラトプスと触れ合っていたアトラクション、「ジェントル・ジャイアンツふれあい動物園」のエリアで展示されていたようです。






















解説
ミクロケラトゥスは、白亜紀後期のアジア大陸に生息していた、小型の原始的な角竜です。
白亜紀後期のアジア大陸を闊歩していた恐竜ですが、その体は巨大とは程遠く、体長約2mほどでした。
50年間気づかれなかった「ミクロケラトプス」という名前
この恐竜は、かつて「ミクロケラトプス」という名前で広く知られていました。
1953年に「ミクロケラトプス」と命名されましたが、後に、その学名がすでに蜂(ハチ)の属名として使われていた(同名の蜂がいた)ことが判明しました。
生物の学名は世界で一つでなければならないというルールがあるため、2008年に「ミクロケラトゥス」と改名されたという非常に変わった逸話があります。
さらにこの話が奇妙なのは、最初の命名から実に50年以上もの間、この重複が誰にも全く気づかれなかったという点です。
原始的な角竜としての特徴
そんなミクロケラトゥスですが、鳥のくちばしを思わせるゴツい口(吻部)と、小さな襟飾り(フリル)を持った原始的な角竜でした。
その姿は、同じ地域に生息していたプシッタコサウルスに非常によく似た特徴を持っています。
ただし、ミクロケラトゥスはプシッタコサウルスが生きていた時代よりずっと後の時代に生息していたため、生前に両者が顔を合わせることはなかったようです。