ソニドサウルス Sonidosaurus

名前の由来

蘇尼特(地名:ソニド)のトカゲ

分類

双弓亜綱、竜盤類、竜脚類

生息地(発見地)

中国

時代

白亜紀後期

全長

約9m

食性

植物食

解説

中国の内モンゴル自治区で、アジア地域では発見例の少ない貴重な恐竜の化石が発見されました。

2006年に記載された「ソニドサウルス」は、ティタノサウルス類に属する竜脚形類です。
彼らは巨大な体を持つだけでなく、背骨に沿って身を守るための「装甲(鎧)」を持っていたことで知られています。

「ソニドのトカゲ」:内モンゴルで発見された希少種

名前の由来

ソニドサウルスという学名は、発見地である中国・内モンゴル自治区の地名「蘇尼特(ソニド)」にちなんで名付けられました。
その意味は直訳すると「ソニドのトカゲ」となります。

アジアのティタノサウルス類

ティタノサウルス類といえば、アルゼンチノサウルスなど南米で繁栄した巨大恐竜が有名ですが、アジアでの発見例は比較的少数です。
ソニドサウルスは、この地域における竜脚形類の多様性を知る上で重要な発見となりました。

背中を守る「トゲ状の装甲」

ティタノサウルス類の大きな特徴の一つに、体表に身を守るための「装甲(鎧)」を持つことが挙げられます(例:サルタサウルスなど)。

捕食者への防御

ソニドサウルスも例外ではありません。
その背骨に沿って、大きく厚いトゲ状の装甲が並んでいたと考えられています。
この武装は、当時の肉食恐竜などの捕食者から身を守るために大いに役立っていたのでしょう。

新旧の特徴を持つ「独自進化」の証

ソニドサウルスは、恐竜の進化史においても非常に興味深い存在です。
発見された化石には、ティタノサウルス類の「原始的な特徴」と、より「進化した特徴」の両方が混在していました。

この「モザイク状」の特徴から、以下の推測がなされています。
かつてアジアに渡ってきた初期のティタノサウルス類が、他の地域の仲間とは異なるルートを辿り、アジア大陸という環境の中で独自の進化を遂げた結果生まれた種である、という可能性です。
彼らの化石は、大陸を渡った巨人たちの進化の旅路を今に伝えています。

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