エウストレプトスポンディルス Eustreptospondylus

名前の由来

著しく湾曲した脊椎

科名

メガロサウルス科

分類

双弓亜綱、竜盤類、獣脚類

生息地(発見地)

イギリス

時代

約1億6500万〜1億6100万年前(ジュラ紀中期)

全長

約6m

体重

約500kg

食性

肉食

解説

エウストレプトスポンディルスは、ジュラ紀中期の西ヨーロッパに生息していた中型の肉食恐竜です。
その名は「著しく湾曲した脊椎」を意味し、近縁種と似た特徴を持つことから名付けられました。

典型的な獣脚類の身体的特徴

エウストレプトスポンディルスは、腰までの高さが約2m、体長は6mほどと、肉食恐竜の中では中くらいの大きさです。
その姿は、獣脚類に典型的な特徴を備えています。

前肢

鉤爪のある3本の指を持つ、やや長い前肢。

ムチのようにしなる長い尾。

頭骨の割に小さいものの、縁にギザギザが発達した歯。

これらの特徴は、彼らが俊敏なハンターであったことを示しています。

海辺の生態系と食性

エウストレプトスポンディルスの生息地は、当時サンゴ礁に囲まれていた小さな島々でした。
彼らはその地域の生態系の頂点に君臨し、海辺に暮らしていたことから、水棲爬虫類の死骸なども食べていた可能性が指摘されています。

このように、エウストレプトスポンディルスは、あまり知られていない恐竜ではありますが、その発見はジュラ紀中期のヨーロッパの生態系を理解する上で重要な手がかりとなっています。

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