レソトサウルス Lesothosaurus

名前の由来

レソトのトカゲ

科名

レソトサウルス科

分類

鳥盤類

生息地(発見地)

南アフリカ

時代

約1億9900万〜1億8900万年前(ジュラ紀前期)

全長

約1m

体重

約3〜10kg

食性

植物食

解説

レソトサウルスは、最初に現れた鳥盤類の仲間です。
元々は鳥脚類と考えられていましたが、研究が進み、最も原始的な鳥盤類の恐竜であることが分かりました。

口に頬袋がなく、トカゲに似た顔をしていました。
レソトサウルスをはじめとする鳥盤類の植物食恐竜の下あごの先は、歯が無いくちばしになっており、植物を食べるのに適していました。

歯は小さく、前の方が釘のような形をしていて、後ろの方は木の葉の形をしていました。
植物を噛み砕くよりは、噛み切るのにむいていたため、後の時代の植物食恐竜の歯と比べると、植物を食べるのには適していませんでした。
あごの横にも歯が生えていて、食べた草がこぼれおちるのを防いでいました。

植物食恐竜でしたが、2本足で歩き、肉食恐竜のような姿をしていました。
大量の植物を消化するために、大きな消化器官を必要としましたが、鳥盤類の骨盤の形のおかげで、重い消化器官を腰の上で支えることができました。

ほっそりとした体型で、細い尾を持ち、長い脚の骨は細くて軽く、素早く走ることができました。

短い前肢は歩くのには使いませんでしたが、物を掴むための長い指がありました。

頭の横についた大きな目で周囲を見渡して、敵に素早く気づくことができました。

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