【史上最大】ビル級の巨体!巨大すぎる恐竜ランキングTOP10

地球の長い歴史には、私たち現代の生き物とは比較にならないほど巨大な恐竜たちが存在していました。
彼らは中生代の三畳紀、ジュラ紀、白亜紀を生きた超獣であり、史上最大の陸上生物としてその名を残しています。
約1億5000万年前の地球は現在よりも重力が小さかったと考えられており、それが巨大な体を支えることができた一因とされています。
史上最大の恐竜ランキング TOP10
このランキングは、全長の最大推定値を基準に、史上最も巨大であったとされる竜脚形類を選定したものです。
ランクインしている恐竜はすべて竜脚形類であり、その圧倒的なサイズが恐竜時代の特徴を物語っています。
第10位:ブラキオサウルス

第10位:ブラキオサウルス
| 全長 | 約25m |
|---|
ブラキオサウルスは「腕トカゲ」を意味し、後肢に比べて前肢がすらりと長い特徴があります。
その体高は12mに達したとされ、長い間、最も大きい恐竜として知られていました。
約1億6100万~1億4600万年前に生息していたと考えられ、全長約25m、体重約23~50トンと推測されています。
現在は記録を抜かれてしまいましたが、古くから本や映画などのメディアにも登場している知名度の高い恐竜です。
第9位:プエルタサウルス

第9位:プエルタサウルス
| 全長 | 約27~30m |
|---|
全長は27~30m、体重は50~70トンに達するとされています。
南米に生息していました。
第8位:マラアプニサウルス

第8位:マラアプニサウルス
| 全長 | 約30〜32m |
|---|
マラアプニサウルスはジュラ紀後期に生息し、北米に分布していました。
最大で全長約60m、体重約150トンと推定されたこともありましたが、データが古く、過大評価の可能性が高いとされています。
第7位:マメンチサウルス

第7位:マメンチサウルス
| 全長 | 約22〜35m |
|---|
マメンチサウルスはジュラ紀後期の中国に生息し、アジアで最も大きい恐竜として知られています。
全長は概ね約22〜35m、体重は約18〜30トンに達します。
頚椎が他の竜脚形類より断トツに多い(19個)ため、首の長さが身体の半分を占めていました。
第6位:フタロンコサウルス

第6位:フタロンコサウルス
| 全長 | 約26〜35m |
|---|
フタロンコサウルスは白亜紀後期のアルゼンチンに生息し、全長約26〜35mと推定されています。
胴体は太くどっしりとした身体のつくりをしており、腰骨の幅が3メートルもあるという特徴を持ちます。
全身骨格がそろっている恐竜として知られる貴重な存在です。
生息期間が約3000年と短く、当時の温暖で湿度が高い気候による水不足で絶滅した可能性が推測されています。
第5位:サウロポセイドン

第5位:サウロポセイドン
| 全長 | 約27〜35m |
|---|
サウロポセイドンは白亜紀初期に北アメリカに生息していた史上最も体高の高い恐竜として知られています。
全長は約27〜35m、体重は約50〜65トンに達します。
見つかった頚椎(首の骨)は1.4mもあり、その高さは推定17〜18mに達し、ビルの5〜6階に相当します。
第4位:スーパーサウルス

第4位:スーパーサウルス
| 全長 | 約33〜35m |
|---|
スーパーサウルスは「ものすごいトカゲ」を意味するディプロドクス類の一種です。
約1億5000万年前、アメリカに生息していたと考えられています。
全長約33〜35m、体重約40〜50トンと推測され、当時この種の個体数は少なかったのではないかといわれています。
古くから人気があり、最大級の恐竜としてさまざまなメディアで取り上げられています。
第3位:トゥリアサウルス

第3位:トゥリアサウルス
| 全長 | 約30〜37m |
|---|
トゥリアサウルスはジュラ紀後期〜白亜紀前期にかけてヨーロッパ(スペイン、ポルトガル)に生息していました。
全長約30〜37m、体重約50トンと推測されており、発見された太ももの骨は1.8mもあり、ヨーロッパで発見された化石の中では最大級の恐竜とされています。
2010年代初頭には、これまでで最も完全な化石が発掘されました。
第2位:パタゴティタン

第2位:パタゴティタン
| 全長 | 約31〜37m |
|---|
2017年に新種の恐竜と認められたばかりのパタゴティタンは、アルゼンチノサウルスに次ぐ大きさです。
白亜紀前期のアルゼンチンに生息しており、恐竜の大型化が始まった当時の恐竜の中で最大であり、その重さはアフリカゾウ10頭分と同じです。
見つかった大腿骨は2.4m、500kgもあり、この化石も成長途中の個体だったため、アルゼンチノサウルスをしのぐ可能性も秘めています。
第1位:アルゼンチノサウルス

第1位:アルゼンチノサウルス
| 全長 | 約35〜45m |
|---|
全時代、全世界の中で最大と言われているのはアルゼンチノサウルスです。
白亜紀後期のアルゼンチンに生息していました。
推定全長は35〜45m、体重は60〜100トンに達し、その巨大な足の骨から、現在発見されている恐竜の中で最大と考えられています。
その体重は実にティラノサウルスの8倍以上、現生のインドゾウ20頭分にも匹敵します。
脊椎骨の特徴から、これまでに知られている巨大恐竜とは異なる種ではないかという意見もあります。
巨大な身体を保つため、心臓だけで200キロ近くもあり、1回の拍動で何十リットルもの血液を全身に送っていました。
また、他の種の恐竜よりも素早く多くの酸素を取り込める独特な呼吸器官の仕組みを持っていたことも、この巨大さを支える要因でした。
体重が重すぎるために動きは鈍く、推定では時速7km(コアラよりも遅い)でしたが、あまりの大きさに肉食恐竜は手を出せず、その身体のせいで歩くと地面が揺れていたとされています。
巨大化の謎と竜脚形類の特徴
竜脚形類が異常なほど巨大化した背景には、以下の理由が考えられています。
身を守るため
知能が低く、攻撃力もそれほど強くなかった竜脚形類は、肉食恐竜から身を守るために身体が大きく重い必要がありました。
肉食恐竜は、その巨体を前にして襲うのを諦める他なかったのです。
食料の確保
首が長くなったのは、他の草食恐竜が届かない高いところに生えている樹木の葉を食べようとしたからです。
肉食恐竜の最大級と最小
最大級の肉食恐竜
竜脚形類ほどではないものの、肉食恐竜の中にも巨大な種がいました。
有名な「ティラノサウルス」や「ギガノトサウルス」、「スピノサウルス」などの名前が真っ先に挙げられます。

ティラノサウルス

ギガノトサウルス

スピノサウルス
これらの恐竜はどれも全長12mを超えており、特にスピノサウルスに至っては全長15mにも及んだという話もあります。
しかし、一般的にはギガノトサウルスが一番大きい肉食恐竜だったのではないかという説が有力です。
最小の肉食恐竜
逆に最小の肉食恐竜は、全長わずか50〜80cmの「ミクロラプトル」であったとされています。

ミクロラプトル
恐竜の世界には、巨大な王者から手のひらサイズの小さな種まで、驚くほど多様なサイズが存在していたのです。
復元と研究の限界
巨大恐竜の化石は一部が失われた状態で発見されることがほとんどであり、概算の全長や重量の予測には幅があります。
死ぬまで成長
恐竜は哺乳類などとは異なり、成体になっても体の成長が止まる事はなく、死ぬまで成長をしつづけたと言われています。
よって、現在発見されている個体よりも更に大きなものが、新たに発見される可能性は非常に高いと言えるでしょう。
復元の難しさ
異なる種の骨が混ざっている可能性もあり、推測には慎重さが求められます。
しかし、現代の常識では計り知れない恐竜のサイズは、むしろ過小評価されている可能性もあります。
化石が伝える巨大恐竜の存在は、想像を超える生物たちの存在を今に伝えています。
もし街中に現れたとしたらビルのように大きい彼らの姿は、まさにロマンそのものです。















