インキシヴォサウルス Incisivosaurus

名前の由来

切歯のトカゲ

分類

双弓亜綱、竜盤類、獣脚類

生息地(発見地)

中国

時代

白亜紀前期

全長

約1m

体重

約6kg

食性

主に植物食

解説

鳥に似た姿の小型恐竜です。

オヴィラプトル類のうち最も原始的なものと考えられてます。

ネズミなどげっ歯類のような切歯状の前歯があり、硬い植物を食べるのに適していました。

全身骨格はまだ発見されていませんが、羽毛をまとっていたことは確実です。

頭骨の長さは11cmあり、体はガチョウほどの大きさだったと見積もられています。

植物を食べた獣脚類

多くのオヴィラプトル類には歯がなく、上あごに1対の牙状の突起だけがあるのに対し、インキシヴォサウルスは前歯のほか、頬のあたりにも歯がありました。

頬の歯は多くの植物食恐竜と同じ木の葉形で、これもこの恐竜が植物食だった証拠にみえます。

なお、この恐竜はプロトアーケオプテリクスとよばれる獣脚類と同じ種類ではないかという説もあります。

この恐竜を見た人は
こんな恐竜も見ています
ティラノサウルス