タレンカウエン Talenkauen

名前の由来

小さな頭骨

科名

イグアノドン科

分類

双弓亜綱、鳥盤類、鳥脚類

生息地(発見地)

アルゼンチン

時代

白亜紀後期

全長

約4m

食性

植物食

解説

白亜紀後期のアルゼンチン。
この時代の南米には、はるか昔のジュラ紀に栄えた恐竜に似た姿を持ちながら、不思議な進化を遂げた鳥脚類が生息していました。

2004年に記載された「タレンカウエン」は、脇腹に装甲板(鎧)を持っていたことで知られています。
しかし、その鎧はあまりにも薄く、敵の攻撃を防ぐには頼りないものでした。

意味は「小さな頭骨」:ドリオサウルスに似た姿

名前の由来とサイズ

タレンカウエンという学名は、「小さな頭骨」を意味します。
全長は約4m。
2004年に記載されたこの恐竜は、南米を代表する鳥脚類の一つです。

ジュラ紀の面影を残す

その姿は、はるか昔のジュラ紀に北米やアフリカで栄えた「ドリオサウルス」によく似ていますが、タレンカウエンの方がより首が長いのが特徴です。
白亜紀後期の南半球において、彼らがどのような進化の過程を経ていたのかを示す興味深い存在です。

厚さわずか3mm!「薄すぎる鎧」の謎

タレンカウエンの最大の特徴は、脇腹に沿って並んでいた「装甲板(鎧)」です。
恐竜の鎧といえば、アンキロサウルスなどの分厚く頑丈なものを想像しますが、彼らの装甲は非常に特殊でした。

防御力は頼りない?

その厚さは、わずか3mmほどしかありませんでした。
剣竜(ステゴサウルス類)や鎧竜(アンキロサウルス類)の重厚な装甲と比べるとあまりに薄く、肉食恐竜の牙や爪を防ぐ物理的な防御力は、かなり頼りないものだったと思われます。

防御より逃走?「走って逃げる」生存戦略

では、なぜ彼らはこのような薄い鎧を持っていたのでしょうか。
その完全な機能は謎ですが、彼らの主な防御手段は、鎧で攻撃を受けることではありませんでした。

軽量な体と長い脚

タレンカウエンは軽量な体と長い後肢を持っていました。
彼らにとっての最大の武器はこの身体能力であり、捕食者に襲われた際は、その俊足を活かして「走って逃げる」ことで身を守っていたと考えられています。
薄い鎧はあくまで補助的な役割か、あるいは別の用途(ディスプレイなど)があったのかもしれません。

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