ギラファティタン Giraffatitan
名前の由来
巨大なキリン
科名
ブラキオサウルス科
分類
双弓亜綱、竜盤類、竜脚形類
生息地(発見地)
タンザニア
時代
約1億5000万〜1億4500万年前(ジュラ紀後期)
全長
約22m
体重
約23〜40トン
食性
植物食












名前の由来
巨大なキリン
科名
ブラキオサウルス科
分類
双弓亜綱、竜盤類、竜脚形類
生息地(発見地)
タンザニア
時代
約1億5000万〜1億4500万年前(ジュラ紀後期)
全長
約22m
体重
約23〜40トン
食性
植物食
解説
中生代ジュラ紀後期、現在のアフリカ・タンザニア(ゴンドワナ大陸)の大地を、見上げるような巨体で歩き回る恐竜がいました。
その名は「ギラファティタン」。
ジラファティタン、あるいはギラッファティタンとも呼ばれるこの恐竜の学名は、ラテン語で「巨大なキリン」を意味します。
実はこの恐竜、長きにわたり超有名恐竜「ブラキオサウルス」と混同されてきたという、数奇な運命を持つ竜脚形類です。
みんなが知る「ブラキオサウルス」の正体
ギラファティタンの化石は、1906年にタンザニアのテンダグル層で初めて発見されました。
この発見が、古生物学界に長きにわたる混同を生み出すことになります。
鏡写しのような「そっくりさん」
発見された化石の「極めて長い前肢と首」を持つ姿は、アメリカで発見されていた「ブラキオサウルス・アルティトラックス」と鏡写しのようにそっくりでした。
そのため当時は同じグループの恐竜と判定され、発掘を指揮したヴィルヘルム・フォン・ブランカ教授にちなみ「ブラキオサウルス・ブランカイ」と命名されました。
実は、かつて図鑑などで親しまれてきたブラキオサウルスの復元図や全身骨格の多くは、このアフリカで発見されたブランカイ種(=ギラファティタン)の化石を元に作られていたのです。
ブラキオサウルスからの独立劇!決定的な違いとは?
長年同じ恐竜とされてきましたが、その後の研究の進展により、両者には明確な違いがあることが判明しました。
頭蓋骨の「大きな穴」が決め手
決定的な違いが見られたのは頭蓋骨です。
ギラファティタンの頭のてっぺんにある大きな穴(竜脚形類の多くに存在する鼻の穴)が、アメリカのブラキオサウルスよりも大きいなどの特徴が確認されました。
この差異から現在は別属として扱われるようになり、タンザニアで発見された種は正式に「ギラファティタン・ブランカイ」へと改名・独立を果たしました。
名前の由来は「巨大なキリン」!アフリカ最大級の体格
マクロナリア類のブラキオサウルス科に属するギラファティタンは、保存状態の良い骨が多数見つかっており、その全貌が詳しく判明しています。
全長と体格
全長は約22m。
後にパラリティタンという恐竜が発見されるまでは、アフリカ最大の恐竜とされていました。
キリンのようなシルエット
後肢よりも前肢が長く、肩から腰にかけて斜めに下がる背中のラインと、非常に長い首を持っていました。
後肢よりも前肢が長く、肩から腰にかけて斜めに下がる背中のラインと、非常に長い首を持っていた。
この体型が「巨大なキリン」という学名の由来です。
植物を食べる歯
口には平べったいヘラ状の歯が生えており、当時の硬い針葉樹の葉などをしっかりと噛みちぎるのに適していました。
口には平べったいヘラ状の歯が生えていた
化石が証明する「ジュラ紀の大陸」の姿
ギラファティタンの存在は、巨大恐竜の姿だけでなく、当時の地球環境を知る上でも重要な手がかりとなっています。
ジュラ紀後期、アフリカ大陸は巨大な「ゴンドワナ大陸」の一部でした。
興味深いことに、現在では海で遠く隔てられた世界各地で、非常によく似たブラキオサウルス科の恐竜が確認されています。
遠く離れた場所でそっくりな恐竜が生息していたという事実は、ジュラ紀当時の大陸が分断されておらず、地続きであった可能性を強力に裏付ける証拠となっているのです。
まとめ
長年「ブラキオサウルス」という偉大な名前の影に隠れていたギラファティタンですが、その素晴らしい化石は竜脚形類研究の重要な基盤となってきました。
アメリカの近縁種と袂を分かち、「巨大なキリン」として独立した彼らは、ジュラ紀のアフリカ大陸が誇る紛れもない主役の一人です。