アランボウルギアニア Arambourgiania 名前の由来 発見者(アランブール)の名前にちなんで命名された科名 アズダルコ科分類 双弓亜綱、翼竜目生息地(発見地) ヨルダン時代 白亜紀後期全長 約7〜10m(翼幅)解説白亜紀後期(マーストリヒト期)のヨルダンに生息していた巨大な翼竜「アランボウルギアニア」。ケツァルコアトルスやハツェゴプテリクスといった有名な巨大翼竜と並び、地球の歴史上最大の飛翔生物の一つとして知られています。「巨大な翼」から改名へ!命名をめぐる歴史この翼竜の発見の歴史は、少し変わった経緯を辿っています。1959年、フランスの古生物学者カミーユ・アランブールによって最初に記載された際、この化石には「巨大な翼」を意味する「ティタノプテリクス」という学名が与えられました。しかし後に、この名前がすでに「昆虫のブユの一種」に使われていることが判明します。 そのため、最初の記載から30年が経った1989年になり、発見者であるアランブールの名前にちなんで現在の「アランボウルギアニア」へと改名されたのです。発見された化石と驚異のスケール現在までに発見されている化石はごくわずかですが、そこから計り知れない巨大さが判明しています。78cmを超える「巨大な首の骨」最初に発見された模式標本は、長さが62cmもある巨大な頸椎(首の骨)の一つでした。 当初アランブールはこれを「中手骨」と誤認していましたが、後の研究で頸椎だと判明します。 一部の欠損を考慮すると、元の長さは驚異の78cmを超えていたと言われています。2024年の新たな発見さらに2024年には、ヨルダンのルセイファニン鉱山にて、巨大な右上腕骨の一部も新たに発見されました。世界最大の翼竜の可能性これらのわずかな化石から全体の大きさを推測するのは困難ですが、近縁の翼竜との比較などから、翼開長(翼を広げた長さ)は7~10mに達したと考えられています。一時は「13mに達した」とする説もあり、あのケツァルコアトルス以上の大きさであった可能性も秘めた、現状世界最大の翼竜の一種です。このページをシェアする PREV ゲオステルンベルギア アヌログナトゥス NEXT この恐竜を見た人はこんな恐竜も見ています ショニサウルス Shonisaurus 分類海の爬虫類 特徴肉食恐竜 時代三畳紀 始祖鳥 Archaeopteryx 分類獣脚類 特徴肉食恐竜 時代ジュラ紀 ドラコヴェナトル Dracovenator 分類獣脚類 特徴肉食恐竜 時代ジュラ紀 パラリティタン Paralititan 分類竜脚形類 特徴草食恐竜 時代白亜紀 スポンサーリンク スポンサーリンク
解説
白亜紀後期(マーストリヒト期)のヨルダンに生息していた巨大な翼竜「アランボウルギアニア」。
ケツァルコアトルスやハツェゴプテリクスといった有名な巨大翼竜と並び、地球の歴史上最大の飛翔生物の一つとして知られています。
「巨大な翼」から改名へ!命名をめぐる歴史
この翼竜の発見の歴史は、少し変わった経緯を辿っています。
1959年、フランスの古生物学者カミーユ・アランブールによって最初に記載された際、この化石には「巨大な翼」を意味する「ティタノプテリクス」という学名が与えられました。
しかし後に、この名前がすでに「昆虫のブユの一種」に使われていることが判明します。
そのため、最初の記載から30年が経った1989年になり、発見者であるアランブールの名前にちなんで現在の「アランボウルギアニア」へと改名されたのです。
発見された化石と驚異のスケール
現在までに発見されている化石はごくわずかですが、そこから計り知れない巨大さが判明しています。
78cmを超える「巨大な首の骨」
最初に発見された模式標本は、長さが62cmもある巨大な頸椎(首の骨)の一つでした。
当初アランブールはこれを「中手骨」と誤認していましたが、後の研究で頸椎だと判明します。
一部の欠損を考慮すると、元の長さは驚異の78cmを超えていたと言われています。
2024年の新たな発見
さらに2024年には、ヨルダンのルセイファニン鉱山にて、巨大な右上腕骨の一部も新たに発見されました。
世界最大の翼竜の可能性
これらのわずかな化石から全体の大きさを推測するのは困難ですが、近縁の翼竜との比較などから、翼開長(翼を広げた長さ)は7~10mに達したと考えられています。
一時は「13mに達した」とする説もあり、あのケツァルコアトルス以上の大きさであった可能性も秘めた、現状世界最大の翼竜の一種です。