マジャーロサウルス Magyarosaurus
名前の由来
マジャール(ハンガリー人の祖とされる「マジャール族」)のトカゲ
分類
双弓亜綱、竜盤類、竜脚形類
生息地(発見地)
ハンガリー、ルーマニア
時代
約8000万年前(白亜紀後期)
全長
約5〜6m
体重
約1.1トン
食性
植物食


名前の由来
マジャール(ハンガリー人の祖とされる「マジャール族」)のトカゲ
分類
双弓亜綱、竜盤類、竜脚形類
生息地(発見地)
ハンガリー、ルーマニア
時代
約8000万年前(白亜紀後期)
全長
約5〜6m
体重
約1.1トン
食性
植物食
解説
白亜紀後期(約8000万年前)のハンガリーやルーマニア周辺に生息していた「マジャーロサウルス」。
巨大な恐竜でおなじみの竜脚形類でありながら、なぜかキリン程度の大きさしかなかった特異な恐竜です。
竜脚形類(ティタノサウルス類)の中で「最小級」
マジャーロサウルスは、アルゼンチノサウルス(全長30m超)のような超大型恐竜を多く含む「ティタノサウルス類」に分類されます。
しかし、その全長はわずか5〜6mしかありません。
巨大な恐竜の代名詞でもある竜脚形類の中では、最小級のサイズです。
なぜ小さくなった?「島嶼性矮小化」の不思議
このように極端に小型化した理由は、当時の特殊な環境にあります。
中生代のヨーロッパは、小さな島々が点在する「列島」でした。
動物が島という限られた狭い環境や、少ない食料に適応するために体を小さく進化させる現象を「島嶼性矮小化(とうしょうせいわいしょうか)」と呼びます。
マジャーロサウルスは、その代表的な例とされています。
同じ地域には、カモノハシ竜の「テルマトサウルス」や、よろい竜の「ストルティオサウルス」なども生息していましたが、彼らも同じように環境に適応して小型化し、共存していました。
外敵から身を守る「装甲」
小型化したとはいえ、身を守る術は持っていました。
同時期のフランスに生息していた近縁種「アンペロサウルス」と同様に、マジャーロサウルスの体には、肉食恐竜などの外敵から身を守るための装甲がついていたと考えられています。
島という特殊で過酷な環境を生き抜くために、巨大化の道をあえて捨て、コンパクトになることを選んだマジャーロサウルス。
その姿は、環境に対する生命のたくましい適応力を示す、非常に興味深い存在と言えます。