恐竜ってどんな生き物？

恐竜は、約2億5000万年前から約6500万年前まで地球上に存在していた爬虫類のなかまです。

恐竜というと、のしのしと歩く大きなトカゲのような生き物というイメージがありますが、古代の地球においては多様な形態とサイズを持っており、巨大な恐竜だけでなく、素早く走りまわる小さな恐竜もいました。

小さな恐竜のなかまは空さえ飛ぶようになり、鳥類へと進化したと考えられています。

二足歩行と四足歩行

恐竜は二足歩行をする種類（獣脚類）と四足歩行をする種類（鳥盤類）に分類されます。

獣脚類にはティラノサウルスやヴェロキラプトルなどの有名な恐竜が含まれ、

ティラノサウルス

鳥盤類にはトリケラトプスやブラキオサウルスなどが含まれます。

トリケラトプス

爬虫類との違い

恐竜は、カメやワニ、トカゲ等と共通の祖先から進化しました。
恐竜は腰から真っ直ぐ下に伸びた2本の足で、素早く動けるようになりました。

腰から真っ直ぐ下に伸びた2本の足で、素早く動けるようになった。

また、羽毛をそなえた体の温かい恐竜もいたと考えられており、爬虫類のように日光等で体を温めるのではなく、じぶんで体を温めることができる、温かい血をもった、内温性の生き物だったのではないかと考えられています。

内温性の生き物だったと考えられている

恐竜は、哺乳類のように活動的な生き物だったようです。

鳥類との関係

現代の鳥類は恐竜の生き残りとして考えられています。

鳥類は恐竜の生き残りとして考えられている

恐竜と鳥類は進化的に密接に関連しており、鳥の特徴のいくつかは古代の恐竜に見られたものと共通しています。

恐竜の絶滅

恐竜は、約6500万年前に起こった大規模な絶滅イベントによって滅びました。
これは恐竜絶滅事件として知られ、おそらく巨大な隕石の衝突が原因だと考えられています。

恐竜を絶滅に追い込んだといわれる「隕石衝突説」

これにより、恐竜の多くが地球上から姿を消し、その後の生物進化に大きな影響を与えました。

発見と研究

恐竜の化石は世界中で発見されており、古生物学者たちによって研究されています。

恐竜の化石は世界中で発見されている

これにより、恐竜の生態や進化に関する多くの情報が得られています。